民医連紹介
私たちはいのちの平等をめざします。
民医連(全日本民主医療機関連合会;Japan Federation of Democratic Medical Institutions)は、
「いつでもどこでも患者の立場に立って親切でよい医療を行う」ことを掲げて、民医連綱領の下で、
全国すべての都道府県で医療活動を行っている医療機関の連合会です。
戦後、飢餓や伝染病が蔓延し、貧しい人々にとっては“医療”は死ぬときだけかかる存在でした。
そんな中、医療に恵まれなかった人々と医療従事者が手をたずさえ全国に“民主診療所”が作られていきました。
これが民医連のルーツです。
取組について
三重民医連には「共同組織」と呼ばれる医療生協の組合員さんが、たくさんいらっしゃいます。住み慣れた地域で療養し、安心して暮らすことのできるまちづくりを一緒に実現するパートナーとして、職員とともに活動しています。ときには厳しく、そしてあたたかく見守ってくれています。
度重なる医療制度の「改革」で医療費の自己負担が増えています。健康保険料も年々上がり、安心して医療・福祉を受けられなくなってきています。自覚症状がありながらもお金が払えないからと我慢し続けた結果、ようやく受診したときにはすでに手の施しようがない“初診時ターミナル”の方や、年金だけでは払いきれないからと命綱ともいうべき「在宅酸素」の返上を願い出た方など、患者さんの悲痛な訴えは後を絶ちません。いのちを守る医療従事者としてこんなに切ないことはありません。私たちは無差別・平等の医療を掲げています。いつでも、どこでも、誰もが安心して良い医療・福祉にかかることのできる社会をめざして、社会保障制度の改善の取り組みにも力を入れています。